皆さまにより良い切れ味をお届けするために
いくつか注意事項がございますのでご確認ください
トギノンの研ぎは極力刃を減らさないように、職人の手作業で行います。
どれだけ刃を減らないように研いでも、どうしても刃は細くなります。
また、ハサミの刃の一部分を指定して、研ぐことはできません。
刃欠けがあればその刃欠けの大きさほど、一度で削る量は増え、刃が細くなります。
老朽化により破損してしまうハサミが稀にあります。
そのようなことが起きないよう、十分に気を付けていますが、万が一発生してしまった際は、当社に過失がある場合のみ相談のうえで対処させていただきます。
ハサミは研げば刃先のかみ合わせに変化が起きます。
かみ合わせが深い状態や、浅い状態で使用すると、お客様の皮膚に傷をつけてしまったり、カットに影響が出てしまったりする可能性があります。
そのため、刃先の先スリや、刃先をカットして調整する必要があります(最大3mmまで。3mm以上の場合はご相談させていただきます)。
その際は刃先の先端がざらざらと違和感がないように、滑らかに仕上げます。
ハサミを閉じて刃先の先端が重なり合う部分の事
刃先の先端を滑らかに仕上げること
ハサミの力を出すために必要な作業です。
歪を入れるためには、刃槌を打ち込む必要があります。
鋼材によっては刃には跡が残り、消えない可能性があります。
他メーカーのハサミは鋼材が不明確な素材が多いため、折れる可能性があります。
お預かりしたハサミの状態によっては、作業時に破損や、修正不能になる可能性があります。
歪打ちの作業で破損した実例のあるハサミに関しましては、歪打ちの調整は行いません。
自社製品は強靭な鋼材を使用しているため、安心してお任せください。
裏押し幅が広くなった場合におすすめです。
・裏押し幅が広いとパクりやすくなります(髪の毛を挟んで切れない)。
裏スキをすると、歪打ちの調整も必要になります。
刃が薄くなりすぎたハサミは、歪打ちの際に折れる可能性が高いため、裏スキを行うことができません。
研ぎを繰り返すと、刃角度が必ず鈍角になるため、髪の毛への食い込みが悪くなります。そうすると、研いでもすぐに髪が滑るようになったり、ご要望通りの切れ味に調整できないこともあります。
肉抜きの作業は、厚くなった刃肉を最適な刃角を付けられるように薄くする作業です。
肉を抜く(薄くする)ことにより、刃がかなり減ったように感じる場合があります。
HP(音止め・ヒットポイント)やワッシャーなど、内部の部品が経年劣化により破損している場合があります。
部品の交換に追加料金が発生する場合があります。
規格によっては交換できない場合もあります。
品名 | 色 | 価格 |
---|---|---|
リング | 黒 | ¥100 |
クリア | ¥300 | |
カラー | ¥300 | |
小指掛け | ゴールド | ¥700 |
ステン | ¥400 | |
ヒットポイント(音止め) | ゴム | ¥100 |
ネジ | ¥300 | |
ワッシャー | ¥100 |
※金額はすべて税込表記となります。
トギノンでは理美容師の皆さまが快適にお仕事できるよう、切れ味を一番に考えて研ぎを行っています。
そのハサミにとって最善だと思う調整を行います。
お預かりしたハサミの状態によって、研ぎができない・お客さまのご要望通りの切れ味が出せない場合があります。
ハサミの状態が著しく悪いもの(サビ・腐食・大きな欠けや破損・刃形が大きく乱れているなど)、研いでもよくならないと判断した場合は、ご返却させていただくことがございます。ご理解ください。
例)ブラント用のハサミをスライド用のハサミに形を変えてほしい
※研ぎが可能かどうか、心配な方は電話またはメールで直接ご相談ください。
※ハサミの状態を見て、研ぎ調整が難しい可能性がございます。その際は直接、製造メーカー様に出していただくほうが良い場合がございます。
研ぎたての刃は鋭いため、研ぎ後すぐに普段通りのカットをしてしまうと、その衝撃で刃欠けしてしまうことがあります。
慣らし切りを行っていただくことで、刃が馴染み、思い切りカットしても摩耗しにくくなり、永切れします。
柔らかい髪質の方か、普段より薄いパネルをウェットの状態にして、2~3人ほどカットする
お客様の手元にハサミが届いてから一週間以内にご連絡があった場合に限り、再調整させていただきます。その際に発生する手数料は当社負担となります。
※刃がかむ(開閉時に刃が閉じない)・刃先で髪の毛が引っかかる・カットに影響が出るような刃欠けが残っているなど